業務トピック

隣人にヤミ金の協力をさせてはならない

ヤミ金は周囲の人を巻き込んで攻撃しようとします。しかし、周囲自体を攻撃しようとしているわけではなく、実際には、ヤミ金利用者を困らせることを目的としています。つまり、周囲を攻撃することで、利用者が困ることが前提で行うのです。逆に、これが利用者が困らないとなると意味がありません。

例えば、「外国の〇〇さんのところに、日本の××さんがヤミ金利用しているんだから、なんとかしろ」とヤミ金が連絡したとします。××さんは困るでしょうか。そんなには困らないと思います。

逆に、お隣さんに同じような電話があったらどうでしょう。ご近所トラブルに発展するかもしれませんし、ご近所から白い目で見られる可能性もあります。こちらの場合は、困る可能性が十分にあります。

ヤミ金は、お隣さんに、さらにこう言います。「××さんに、早く返せと言え。じゃないとまたお前に電話するぞ」
こういわれるとお隣さんは、たまったものじゃないので、××さんに「なんとかしてくれ」と言うかもしれません。
お隣さんがそうしますと、ヤミ金は大変喜びます。「うちの取り立てをお隣さんが手伝ってくれている」と。

お隣さんは、××さんにクレームを言えば、実は、さらにヤミ金からお隣さんに電話が入ります。なぜなら、ヤミ金からすれば、「お隣さんに電話をすれば、××さんに圧力をかけてくれる」からです。つまり、お隣さんは、ヤミ金の協力者にさせられているのです。お隣さんは、××さんに圧力をかけるという協力関係を築かされているのですが、それとは気づかずにいると、余計に自分に電話がかかってしまうのです。

周囲の人はヤミ金の圧力を、借りている人につなげるような言動をしてはなりません。余計に自分にヤミ金からの電話が入ります。
ヤミ金の協力者にさせられれば、これはよいとずっとヤミ金に使われてしまいます。
ですので、お隣さんには、そのような電話に耳を貸さないようにしてもらう必要があるのです。

最近の記事

相続登記に必要なものとは?

支払督促と時効

相続放棄は3か月経ったらダメなのか?

PAGE TOP