ノージックはリバタリアンであるが、リバタリアンはリバタリアンのいう自由の平等を志向しているのであって、平等者である。何の平等を論じているのかの違いであるとノーベル経済学賞を取ったアマルティア・センは考える。その上で、資源×変換能力=機能とし、その機能による選択肢の幅を自由だとして、それこそが自由の平等、ケイパビリティアプローチだと指摘する。
選択肢の重要性は人によって異なる。自己に対し福祉的な貢献をせずとも社会貢献を担えるなどのエージェンシーとしての目的である選択肢が選ばれるならば、それは自由として評価できる。
教育、差別や女性であることなどは変換能力に影響を与える。
司法書士相談業務 不平等の再検討
