業務トピック

司法書士相談業務 困難女性支援法施行

売春防止法の前身となる「外国軍駐屯地における慰安施設について」の通達の経緯を読んで驚いた。
政府は敗戦のわずか3日後に通達。芸妓、公私娼婦他に当たらせることとし、一定の区域を限定して施設を作った。この目的は占領軍対策として売春女性らを性の防波堤として子女を守ることとして日本民族の純潔と社会秩序を図ろうとした。(それでも米兵の性暴力は止まらなかった。)
政府はこれに当たらせる為に人数を必要とし戦争によって行場を失った女性を好待遇により募集した。以降、施設は閉鎖されるが、貧困にあえぐ女性は街娼や米兵相手の売春女性へと転化していった。これら女性はヤミ女と言われ差別の対象となる。こんにちまでこれは大差なく続いており、しかも売買春は罰則がない。(勧誘が罰せられる)
こうした女性は社会が作り出したものであり、困難に窮するが故にそうならざるをえなかった人が大勢である。その証左に上記の募集に応じた人は未経験の人ばかりだったそうである。
2024困難女性支援法が成立。女性たちの困窮に性風俗がセーフティネットになってしまっているのは異常である。

最近の記事

相続登記に必要なものとは?

支払督促と時効

相続放棄は3か月経ったらダメなのか?

PAGE TOP