業務トピック

成年後見業務で出会う強度行動障害

うまれつき強度行動障害が見られる人はいない。特性と環境の相互作用の結果として育ってくるもの。asdが背景にあることが多いが必ずしもそうでもない。

できるようになろうとさせることより、やりたくなることを目指す。氷山モデルが提唱されており、問題行動は海面より上のもので、その人の特性は海面下にもある。海水濃度が濃くなると(=環境があっていない)、特性が問題行動として表出するが、理解と支援により環境が保全されると海水濃度は下り、氷は沈む(問題行動がなくなる)。ABAやTEACCHが有用だが、方法論に陥らないように。

行動障害が起こるのは、「年齢や性別などの尊重」(憲法24-2)の欠如と「自己決定権」(憲法13)の剥奪であり、人権が社会によって保障されていない故である。

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